外壁塗装
様々な種類がある外壁。
当社ではこれまでの多くの経験に基づき、お客様のご自宅に合わせた施工をさせていただいております。
外壁の種類による塗り方(工法)と工程
外壁塗装と一概に言っても様々な種類の外壁への塗装があります。
モルタル、窯業系サイディング、金属系サイディング、タイル等といった具合に外壁にもさまざまな種類があります。
この中で要注意な外壁が、モルタル外壁や窯業系サイディング外壁です。
モルタルの場合は壁にクラック(ひび割れ)が入ったり、窯業系サイディングであれば、サイディングとサイディングの継ぎ目に打ってあるコーキングが経年劣化で亀裂や剥離を起こしたりします。
たとえ亀裂が小さくても、毛細管現象(わかりやすい例でいいますと、机の上に下敷きを置いて机と下敷きの間に水を垂らすとスッーっと水が間に吸い込まれるように入っていく現象です)によって思っている以上に案外水は外壁の中に入っていきます。
当然、長く放置すればするほど内部の木が水腐れを起こし傷みがひどくなっていきます。最悪な場合は、内部が常に湿っている事によってシロアリにとって好条件となりシロアリ被害に及ぶこともあります。
外壁内部に水が入ったことによるシロアリ被害例
外壁内部に水が浸入し水腐れを起こしています。
内部が常に湿っていたためにシロアリも発生していました。
こうなってしまうと、多額の出費になることもあります。
早め早めの対処がお家を長く持たせる事になります。
モルタル外壁塗装
このタイプの外壁が一番仕上げ方法の種類の多い外壁となります。
下地がモルタル(砂、セメント、水を練り合わせたもの)の場合、建物の地盤の状況や築年数、または地震などによりどうしてもひび割れ(クラック)が発生してしまいます。
塗装するにも下地の処理方法(ひび割れの処理方法)、下塗りの種類、上塗りの種類によって仕上がりも異なり当然値段も変わってきます。代表的な仕上げ工法、工程をここではいくつかご紹介したいと思います。
①モルタル壁面防水塗装工程例・・・高弾性塗膜仕様
塗替え後にも発生するひび割れ追従性が高くひび割れがしにくく、既存の微細なひび割れなら、塗替えをしただけでコーキング処理をしなくてもカバーしてしまいます。また、防水性が付加されるため、壁面ひび割れからの雨水の浸入を防ぐ事が出来ます。
一番お勧めのモルタル外壁への工法ですが、工程が多いのと、厚付け仕上げのため材料の使用缶数が多く金額が少々高めになってしまいます。
工程
外壁高圧洗浄
外壁の状態により100㌔圧~150㌔圧の間で洗浄
↓
養生
窓などの開口部や塗装しない部分をビニールで覆う作業
↓
下地調整
水性微弾性下塗り塗料の平滑塗り・・・薄く塗ること
↓
主材塗り
水性高弾性塗料のゆず肌塗り・・・専用ローラーで厚く塗ります
↓
中塗り
水性塗料もしくは弾性性能をもった溶剤塗料
↓
上塗り
水性塗料もしくは弾性性能をもった溶剤塗料
※同じ色をもう一度塗って仕上がりです
※施工後の外的要因(地震や地盤変動)によって生ずる事象(ひび割れ等)に対して、完全防水をお約束するものでは御座いません。
②モルタル壁面厚付け仕上げ塗装工程例・・・微弾性塗膜仕様
塗替え後にも発生するひび割れにも「①モルタル壁面防水塗装・・・高弾性塗膜仕様」の工法より多少劣るもののひび割れ追従性があり既存の微細なひび割れならコーキング処理をしなくてもカバーします。
また、防水性が付加されるため壁面ひび割れからの雨水の浸入を防ぐ事が出来ます。
「①モルタル壁面防水塗装・・・高弾性塗膜仕様」の工法より工程が少なく、使用する塗料の種類および缶数が少なくて済むため金額は抑えられます。一番多くのお客様が選ばれる、モルタル外壁に施工されている工法になります。
工程
外壁高圧洗浄
外壁の状態により100㌔圧~150㌔圧の間で洗浄
↓
養生
窓などの開口部や塗装しない部分をビニールで覆う作業
↓
下地調整
ひび割れ等の処理
↓
下塗り
水性高弾性塗料のゆず肌塗り・・・専用ローラーで厚く塗ります
↓
中塗り
水性塗料もしくは弾性性能をもった溶剤塗料
↓
上塗り
水性塗料もしくは弾性性能をもった溶剤塗料
※同じ色をもう一度塗って仕上がりです
※施工後の外的要因(地震や地盤変動)によって生ずる事象(ひび割れ等)に対して、完全防水をお約束するものでは御座いません。
③モルタル壁面薄付け仕上げ塗装工程例・・・水性微弾性下塗り塗料薄付け仕様
金額を抑えた工法となります。
水性微弾性下塗り塗料を薄付け塗装し、既存の微細なひび割れなら(ひび割れの程度にもよりますが)カバーすることも出来ます。予算をかけずにモルタル外壁を綺麗にしたい方にお勧めです。
工程
外壁高圧洗浄
外壁の状態により100㌔圧~150㌔圧の間で洗浄
↓
養生
窓などの開口部や塗装しない部分をビニールで覆う作業
↓
下地調整
ひび割れ等の処理
↓
下塗り
水性微弾性下塗り塗料の平滑塗り
↓
中塗り
水性塗料もしくは溶剤塗料
↓
上塗り
水性塗料もしくは溶剤塗料
※同じ色をもう一度塗って仕上がりです
以上、①モルタル壁面防水塗装・・・高弾性塗膜仕様、②モルタル壁面厚付け仕上げ塗装・・・微弾性塗膜仕様、③モルタル壁面薄付け仕上げ塗装・・・微弾性下塗り塗料薄付け仕様で示してきた工法は、一般的に多く施工されている代表的な工法です。
建物の状況や状態、周辺環境、お客様のご予算の都合によって他の工法も御座います。
サイディング外壁(窯業系、金属系)
このタイプの外壁材の建物もかなり多くあります。
要注意なのは窯業系サイディングの目地コーキングの劣化です。特に新築時に施工してあるコーキングは上に何も塗っていなく保護されていない状態の為、日光や酸性雨、紫外線、地域によっては塩害などを直接受けるため劣化しやすく、大体新築してから10年以上経過した目地コーキングは剥離や浮きが生じやすくなっています。過去に打ち替えたコーキングでも周辺環境や経年状況(地震があったり地盤がずれたりの外的要因)にもよりますが、やはり10年を過ぎたら剥離や浮がないか一度見直すことをお勧めいたします。
どうしてもコーキングの性質上10年以上経過しますと弾力性がなくなり劣化をしてしまいます。剥離をしている場合などは、そのまま放っておきますと隙間部分から雨水が浸入して雨漏りの原因になったり、最悪内部が腐ってしまうことも御座います。そうならないためにも、早め早めの対応をお勧めいたします。
代表的な仕上げ工法、工程をここではいくつかご紹介したいと思います。
①窯業系外壁サイディング塗装工程例
工程
外壁高圧洗浄
外壁の状態により100㌔圧~150㌔圧の間で洗浄
↓
養生
窓などの開口部や塗装しない部分をビニールで覆う作業
↓
下地処理
既存目地コーキング撤去および新規打ち直し、または状況、
状態によっては部分補修コーキング、既存目地コーキング部分撤去および部分新規打ち直し、
撤去困難部は増し打ち
↓
下塗り・・・壁の傷み具合によっては2~3回塗り
水性系シーラーもしくは、溶剤系シーラー
↓
中塗り
水性系塗料もしくは、溶剤系塗料
↓
上塗り
水性系塗料もしくは、溶剤系塗料
※同じ色をもう一度塗って仕上がりです
上記工法は、一般的に多く施工されている代表的な工法になります。サイディングの種類によっては他の仕上げ方法も御座います。また、建物の状況や状態、周辺環境、お客様のご予算の都合によって他の工法も御座います。
②金属系外壁サイディング塗装工程例
工程
外壁高圧洗浄
外壁の状態により100㌔圧~150㌔圧の間で洗浄
↓
養生
窓などの開口部や塗装しない部分をビニールで覆う作業
↓
下地処理
サビている箇所の研磨・ケレン、さび止め塗料の付着性を強くするための壁面全体の目荒し
↓
下塗り
外壁部材の種類や周辺環境を考慮し、最も適したサビ止め塗料を選定し塗装します
※ガルバリウム鋼板などの場合は、専用プライマーもしくは専用サビ止めを使用致します。
↓
中塗り
溶剤系塗料塗り
↓
上塗り
溶剤系塗料塗り
※同じ色をもう一度塗って仕上がりです
上記工法は、一般的に多く施工されている代表的な工法になります。サイディングの種類によっては他の仕上げ方法も御座います。また、建物の状況や状態、周辺環境、お客様のご予算の都合によって他の工法も御座います。
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